文化

小川京子氏によるクバのクリスマスツリー

宮古島に根ざしたホリデーコラボレーション

文化

小川京子氏によるクバのクリスマスツリー

宮古島に根ざしたホリデーコラボレーション

宮古島で古くから神聖な存在とされてきたクバの葉で作られたツリーは、自然、儀式、職人技が一体となり、心が落ち着くような形に織られ、穏やかな島の精神を映し出しています。

 

ホリデーシーズンに向け、神聖な素材を再解釈

 

ローズウッド宮古島では、アーティストの小川京子氏とのコラボレーションにより制作されたクリスマスツリーを展示します。このツリーには、宮古島の精神や文化に深く根ざしたクバが使用されています。古来より、宮古島ではクバは守護神として、また神聖な存在として大切にされ、儀式や供物の他、人々と土地を結ぶ日常的な道具として用いられてきました。このインスタレーションでは、その自然な質感と柔らかな影が、ホリデーシーズンの穏やかな安らぎを表現しています。この作品は、見る人に静かな振り返りのひとときをもたらし、島の伝統を尊重しながら、自然から生まれるエレガンスと宮古島の穏やかな精神でホリデーシーズンを彩ります。

 

 

クバの緩やかに開く葉の中に、ひとつの正四面体が姿を現します。プラトン立体に着想を得たこの形状は、地球を表しています。アーティストの小川京子氏にとって、地球は万物の始まりであり、すべての基盤となるものです。それは、この島が力を引き出す静かな中心となります。

この安定感のある存在を取り囲むように、八面体のモチーフが、まるで通り過ぎる風の跡のようにツリーに沿って配置されています。この八面体は、宮古島における空気と空間の動きを示し、普段は目に見えない要素を形にしています。それぞれの八面体には、そよ風に乗って運ばれてくる記憶の軽やかさが宿っています。

そして、クバの繊維が絡み合って柔らかな曲線を描き出す様子は、龍の姿を想起させます。古来より天と地を結びつける存在として崇められてきた龍は、ここでは構図全体を通して上へと昇っていく、穏やかなエネルギーのようです。

また、枝の間には、沖縄で「星コロ」として親しまれている小さな星が点在しています。子どもたちが手作りして世代を超えて受け継がれてきたこれらの玩具は、作品に無邪気さと静かな喜びをもたらしています。さらに、その傍らでは「てぃんぱう」と呼ばれる細長い装飾品が軽やかに揺れています。宮古島の方言で「てぃんぱう」とは空の蛇を意味し、雨上がりに現れる虹が心を穏やかにする様子を表しています。

これらのシンボルが一体となって、ひとつの願いを込めた作品を生み出しています。
光ですべてを包み込む。
この作品から放たれる光は、ローズウッド宮古島を訪れるすべての人への贈り物です。その光はローズウッドの空間に温かさをもたらし、穏やかに包み込むような輝きであらゆる存在に寄り添います。